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MKGのアートとデザイン

ハンブルク美術工芸博物館(MKG)は、アンティークの磁器からモダンなデザイナー家具まで幅広い展示物がそろう、ヨーロッパのアートとデザインをテーマにした貴重なミュージアムです。多様性溢れる優れたコレクションは、4,000年におよぶ創作の歴史をユニークな視点で紹介しています。ヨーロッパのものが中心ですが、イスラム圏やアジアの美しい工芸品もコレクションに含まれています。

MKGが誇る常設コレクションは、さまざまな工芸品、デザイナー家具、グラフィックアート、写真など、実に50万点を超える展示品を所蔵しています。このミュージアムでは、デザインを新しい角度からとらえ、アートとして作られたものではない日用品にも芸術的要素を見出して、光を当てています。チェンバロ(ハープシコード)やスピネットなどのアンティークの鍵盤楽器や、美しく装飾されたオリエンタルカーペットには惚れ惚れします。また、日本の伝統的な茶室も設けられ、実際に茶の湯も行われています。さまざまな特別展も開催されており、高い人気があります。

港を背にして建つMKG
港を背にして建つMKG

ハンブルク

古代エジプトの石棺

中近東、エジプト、ギリシャ、ローマで作られた5,500点を超える古美術コレクション。美しい装飾が施されたエトルリアの壺やシチリアの折り畳み式銀鏡は、ほんの数例に過ぎず、展示品の中には4,000年前に作られたものもあります。青銅器時代の宝飾品や、古代エジプトの魔除け、石棺には目を見張ることでしょう。古代ギリシャにおける女性たちの飲酒文化など、展示品は古代文明について多くのことを教えてくれます。

古代ローマ

家庭用品からアートまで

電気式ティーポット、ソファベッド、MP3プレーヤーにはどんな美があるでしょうか。デザインに関する展示では、日用品にスポットライトを当て、アートとして紹介しています。MKGの中でも特に有名なこのコレクションでは、過去200年間のデザインの歴史を紹介しています。産業化から大量生産、アールデコ、そして現代の高級品へと至るデザインの発展史に触れてみましょう。新しいデザインが生まれ続ける限り、この展示は決して完結することはありません。

アートとしての日用品

貴重なオリエンタルラグ

イスラム美術のコレクションには貴重な工芸品が含まれています。例えば、16世紀に書かれた2つの写本。その1つは金箔と銀箔で装飾されたもので、もう1つは、オスマン帝国の最盛期を築いたスレイマン大帝の詩集です。他にも興味深い展示としては、14世紀にウズベキスタンで作られたモザイクタイルがあります。これはかつて、モンゴル帝国の西チャガタイ・ハン国君主、バヤン・クリの霊廟を飾っていたものです。さらに、このコレクションのハイライトとして、ペルシャ(現在のイラン)の王室のカーペットがあります。16世紀の傑作であるこのペルシャ絨毯は長らく不完全な状態で、半分は失われたと考えられていましたが、MKGが発見し、2011年にコレクションが所蔵していた半分と合体されました。

MKGの美と絢爛

写真提供

  • 古代ローマ: Tobias Wille
  • アートとしての日用品: Michael Bernhardi
  • MKGの美と絢爛: Marcelo Hernandez