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オーストラリア発祥の地、ボタニー・ベイ

ボタニー・ベイは、シドニーの都心から数キロ南にあります。ここは、ジェームズ・クック艦長率いる英国軍が、1770年に初上陸した場所。今ではボタニー・ベイ国立公園の一部として、美しい景色、自然の中の遊歩道、素晴らしい博物館に囲まれています。

英国人は、当初、エイが多数集まっているのを見て、「スティングレイ・ハーバー(エイの入江)」と名付けました。しかし、到着からわずか2、3日の間に、3,000種を上回る新種の植物が発見され、スティングレイ・ハーバーは「ボタニー・ベイ(植物の入江)」に改称されました。

ボタニー・ベイから望む海
ボタニー・ベイから望む海

シドニー

キャプテン・クックの上陸地

ジェームズ・クックの足跡を辿って

キャプテン・クックが初めて上陸した場所は、湾の南端です。いまでは「キャプテン・クック上陸地」として、細長い石の記念碑があります。ビジターセンターでは、さまざまな展示物がボタニー・ベイの歴史を物語ってくれます。しかし、キャプテン・クックの上陸以降、原住民のアボリジニたちは、先祖代々の土地から追い出されたり、殺されたりするようになりました。

第一船団

キャプテン・クックの上陸から18年後の1788年1月、イギリスから「第一船団」が到着します。囚人を含む約1,000人の入植者が11隻に乗り、最初のイギリス植民地を建設するために到着しました。2日後、アーサー・フィリップ船長がイギリス連邦を代表して領土を主張し、シドニー・コーブにイギリスの国旗を立てました。現在、1月26日は国民の祝日、「オーストラリアの日」です。シドニーを始め、各地でさまざまなお祭りが開かれ、イベントの内容も毎年異なりますが、最後は盛大な花火で締めくくるのが伝統となっています。

シドニーの盛大な花火
ラ・ペルーズ博物館

ラ・ペルーズの悲運

第一船団の到着と同時期の1788年1月、ボタニー・ベイに上陸したもう1人の探検家がいました。フランス人探検家ラ・ペルーズ伯爵です。ラ・ペルーズ伯爵は、開拓者に貴重な物資を提供しました。しかし、何度も旅を重ねるうち、船が謎の沈没を遂げます。何年もたってから難破船が見つかったのは、ソロモン諸島でした。ボタニー・ベイの北端には、主にラ・ペルーズ伯爵とその船団を紹介するラ・ペルーズ博物館とビジターセンターがあります。当時の地図、航海計器、難破船から発見された遺品などを見学しましょう。

鳥と魚

ボタニー・ベイの魅力は、歴史と自然の両方を楽しめる点にあります。美しい国立公園には珍しい土着の植物、数十種に上る鳥類が生息し、豊かな海中世界が広がります。スキューバダイビングにも大人気。素晴らしい遊歩道があり、何キロも白砂のビーチが続いています。クイブレー・ベイの観察台はバードウォッチングに最高の場所です。

カオジロサギ

写真提供

  • カオジロサギ: Foto White-faced heron: Tony Rodd, Flickr