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新・世界の七不思議の1つ、チチェン・イッツァ

マヤ族は、非常に高度な文明を形成していました。熱帯雨林に潜むマヤ帝国には、巨大な宮殿と壮大なピラミッドがあります。マヤ族がメキシコのユカタン半島に定住したのはもっと前のことですが、建築技術を完成させたのは西暦900年頃。ユカタン半島で最も重要な都市、チチェン・イッツァの起源はこの時代に遡ります。ぜひ、この美しく有名なマヤの都市を探訪してみてください。

古代マヤ文明の聖なる経典である『ポポルブフ』には創世の物語が書かれています。マヤの神々が大地、天、太陽、さらにトウモロコシで人間を創ったとされており、その筋肉は穂軸、手足はトウモロコシを練った生地、心はトウモロコシ粉、そして血はトウモロコシの汁が原料になっていると考えられていました。トウモロコシの民族はすぐに、世界に足跡を残します。最初はためらっているかのような控えめな古墳に始まり、その後、より精巧な宮殿、寺院、ピラミッドが並ぶ都市を完成させました。さらに後には、非常に凝った装飾で覆われた高度な構造の建築物も建てています。

チチェン・イッツァ
チチェン・イッツァ

カンクン

壮麗なマヤ都市

チチェン・イッツァのククルカンの神殿は、驚異的な建築物として広く知られており、マチュピチュ、タージマハル、中国の万里の長城などと並んで新・世界七不思議に数えられています。この印象的なピラミッドはマヤ文明の偉大さを象徴しており、灰色がかった白い巨大な建物は、高さ30m、頂上の神殿までの階段はちょうど365段でマヤ暦の日数とも一致しています。
マヤ族の社会は非常に発達しており、芸術や手工芸品の文化、貿易や科学に秀でていました。特に数学や天文学が得意で、独自に数字のゼロを発明しています。そして、コンピューターや計算機を使うことなく、1年に2日起こる不思議な現象を生み出しました。春分の日と秋分の日に、ピラミッド上に現れる影が、蛇のように階段をズルズルと這い下りていくのです。
チチェン・イッツァの多くの装飾物に描かれている蛇は、「トピルツィン・ケツァルコアトル」または「羽毛ある蛇」と呼ばれています。20世紀までの1,000年間、この蛇はマヤ帝国を支配し、その後は「ククルカン」の名前でマヤ族の神として崇拝されました。ククルカンの加護の下、チチェン・イッツァは偉大な首都となりました。市場、聖なる泉、球技場、浴場、生贄を捧げる祭壇と修道院、カタツムリの殻の形をした天文台、そして数えきれないほどの神殿と宮殿が建てられ、どれも凝った装飾がなされ、象形文字、動物の彫刻や、曲がった鼻が特徴の偉大なる雨の神チャークといった神々の彫刻が施されています。チチェン・イッツァの素晴らしさを満喫するにはたっぷり1日必要です。

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ルータマヤ沿いの街、トゥルム

マヤへの道を辿って

マヤ帝国の見どころは、メキシコ、グアテマラ、ホンジュラス、ベリーズにまたがるラ・ルータマヤ(マヤへの道)で結ばれています。見て回るには、レンタカーや公共交通機関をご利用ください。遺跡のほか、道すがらに植民地時代の街や絵のような山間の池、色鮮やかなインディオの村を訪れることができます。宿泊は、簡素なゲストハウスから豪華な大農場まで幅広い価格帯から選べます。ルータマヤをすべて見て回るには、1カ月かかりますが、時間がなければ一部だけ訪れることもできます。

カタツムリの形をした天文台

陽射し溢れるリビエラ・マヤ

ユカタン半島にあるのは、古代マヤ帝国の遺跡だけではありません。カリブ海に面する東海岸にあるリビエラ・マヤ地区には、非常に有名なビーチリゾートのカンクンやプラヤ・デル・カルメンがあります。ショップやレストランがたくさんあり、もちろん活気に満ちたナイトライフも楽しめます。リゾートアイランドのコスメル島まで毎日運航している3艘の巨大なクルーズ船は、いつも大人気。まだ旅行客が押し掛けていない美しいビーチリゾートをご希望なら、東海岸のプエルト・モレロスやプンタ・ベテがお勧めです。美しい砂浜にヤシの木が揺れる昔ながらのメキシコらしい雰囲気をお楽しみください。

コスメル島の東岸にある静かなビーチ