休暇に博物館に行こうと言っても、家族全員が賛成するとは限りません。しかしロンドンには、子どもが喜ぶ博物館もたくさんあります。その1つがフィッツロヴィア地区にあるポロックおもちゃ博物館。19世紀に紙製の小さなトイシアターを販売していた事業家、ベンジャミン・ポロックが設立しました。トイシアターもあるものの、魅力的な建物の大部分は古いおもちゃでいっぱいです。中国の人形にテディベア、ドールハウス、そして昔のボードゲームなど、何もかも揃っています。
同じエリアに住んでいたのが、文豪チャールズ・ディケンズ。水色のドアが目印の英国らしい家で『オリバー・ツイスト』や『クリスマス・キャロル』などの名作を執筆しました。現在、博物館となっているこの家には、子ども向けに2つのツアーがあり、ディケンズにまつわるアクティビティやクイズを楽しめます。地下ではディケンズの生涯を伝える映画の上映も。また、水曜日に行けば、ディケンズ本人が使ったおもちゃを手に取れるという特典があります。