ロンドンは博物館巡りに最適な街で、市内には約250カ所も博物館があります。テート・モダン、ヴィクトリア&アルバート博物館、ナショナルギャラリーなどはとても有名な博物館ですが、名声高いものの他にも、かつてロンドンに住んでいた著名人を記念して住まいを博物館にしたハウス博物館なるものが数多くあるのです。
短期間でもロンドンに住んだことがある英国内外の功績者であれば、まずハウス博物館があるといってよいでしょう。フロイト博物館では、「心理学の父」であるフロイトの有名な寝椅子が展示されています。ヘンデル博物館には作曲に使われたピアノがあり、ディケンズの家を訪れると、ディケンズが生活していたヴィクトリア時代を垣間見ることができます。知名度は低くなりますが、漫画家のエドワード・リンリー・サンボーン、サイエントロジー創設者のL・ロン・ハバード、アーティストのデニス・シヴァーズのハウス博物館も見ごたえがあります。