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古代ローマの名残り

フォロ・ロマーノはローマの名所の1つ。一見、石やアーチ、柱、彫像の寄せ集めですが、見かけにだまされてはいけません。実は古代ローマ全盛期の都跡なのです。

美しい白大理石で作られたウェヌスとローマ神殿は、古代ローマ最大の宗教建築です。設計はハドリアヌス帝が行い、ウェヌス(愛の女神)とローマ(永遠のローマの女神)を祀りました。ここには女神の像を収めた寺院が2つあります。20年近くかけた修復工事の後、2010年に再び一般公開されました。

フォロ・ロマーノ
フォロ・ロマーノ

ローマ

クリア・ユリア

クリア・ユリア

元老院議事堂のクリア・ユリアは、フォロ・ロマーノで最も古く、損傷を受けていない唯一の建物と言って良いでしょう。信じられませんが、議事堂は遠い昔に何度か火事で焼け落ち、再建されました。名前の由来となったユリウス・カエサルも再建者の1人です。7世紀に教会へと姿を変えたことで保存されるようになりました。古代ローマから残る教会は決して取り壊されなかったからです。イタリアの独裁者ムッソリーニはローマ帝国の称賛者であり、彼のおかげで多数の大規模な修復が完成しました。

フォロ・ロマーノ

ウェスタの巫女たちの家

火の女神ウェスタに捧げられたこの建物には、興味深い話があります。今でもフォロ・ロマーノにあるウェスタ神殿の聖火は、3人の処女に守られていました。彼女たちは、Aedes Vestalium(ウェスタの巫女たちの家)に住みながら30年間神殿に仕えます。その高い地位には高い代償がありました。処女を失うことがあれば生き埋めにされ、聖火が消えればローマが滅亡するとともに、処女たちが公衆の面前でむち打たれると定められていました。

ウェスタ神殿