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幽霊と宝器の王宮、エジンバラ城

エジンバラ城は、陰謀、殺人、王子の誕生、そして軍事争いなどハプニングが尽きませんが、素晴らしい歴史ある場所です。何世紀も前に造られた古城は、火山岩の山上に、市街を見下ろすようにそびえ立ち、エジンバラの景観を飾る重要なシンボルとなっています。街で方角が分からなくなっても、エジンバラ城が目印になります。

エジンバラ城は当初から現在の姿だったわけではありません。城内で最も古い建物は、1130年頃に建てられた王室教会堂のセントマーガレット教会堂です。その後、エジンバラ城は数世紀かけて段階的に拡張され、1510年頃には国王ジェームズ4世がグレートホールの建設を命じます。そして第一次世界大戦後には、スコットランド戦没者記念堂が建てられました。城内ツアーに参加すれば、戴冠宝器や王室が使用した応接室、そして中世の古城につきものの不気味な地下牢を見学することができます。

岩壁にそびえ立つエジンバラ城
岩壁にそびえ立つエジンバラ城

エディンバラ

スコットランド王の戴冠宝器

エジンバラ城はかなりの広さがあるので、見学には少なくとも2、3時間かかります。クラウンスクエアの周囲に重要な建物がいくつかあり、その1つのロイヤルパレスは、かつてメアリー・スチュアート、すなわちスコットランド女王メアリー1世が住んでいた建物です。そこにある小さな分娩室で1566年にメアリーは、後の国王ジェームズ6世を出産しました。

ロイヤルパレスには、スコットランド王の戴冠宝器「オナーズ・オブ・スコットランド」が収められているほか、1540年に作られた王冠、国王ジェームズ4世が1507年にローマ教皇ユリウス2世から贈られた宝剣など、スコットランドの至宝を鑑賞できます。さらに、代々のスコットランド王が戴冠式の台座とした「運命の石」も特別な展示品です。この石は、1296年以降はロンドンのウェストミンスター寺院にありましたが、1950年にスコットランドの学生4人が盗み出しました。しかし3カ月後、盗まれた石とされる極めてよく似た石が発見され、1996年にエジンバラに返還されました。この石は確かに本物の「運命の石」に見えますが、今でもその真贋を疑う向きがあります。

カールトンヒルから見たエジンバラ城

“エジンバラ城の地下道ではバグパイプ吹きの幽霊が出ると言われています”

秘密の地下道

ヨーロッパ屈指の幽霊都市、エジンバラ。数々の幽霊話があり、多くはエジンバラ城の内外を舞台としています。その1つはバグパイプ吹きの幽霊で、エジンバラ城とロイヤルマイルを結ぶ秘密の地下道に出没すると言われています。この地下道が数百年前に発見された時、1人のバグパイプ吹きが探索に出かけました。地下道を進みながら、男はバグパイプを吹いて地上の人々に位置を知らせましたが、ロイヤルマイルの半ばでパタリと音楽が止んだのです。救助隊が地下に降りて捜索しましたが、男の姿は跡形もなく消えていたそうです。こうして、この地下道には、孤独なバグパイプ吹きの幽霊が出現すると噂されるようになりました。エジンバラ城や地下道の上を通ると、今でも男が奏でる音楽が聴こえてくるとか……。

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Edinburgh Castle, Castlehill, Midlothian EH1, United Kingdom