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フリーダムトレイルに沿って歴史をたどる

歴史豊かな街、ボストンには、18世紀の独立戦争で重要な役割を果たした有名な史跡がたくさんあります。そのうち16カ所の重要ポイントをつなぐ、フリーダムトレイルは、道沿いに敷かれた赤レンガの線が道標となっている全長2.5kmのルートです。米国最古の公園、ボストンコモンから出発します。

1773年に起きた有名なボストン茶会事件は、米国の独立戦争に重要な契機をもたらしました。イギリスが植民地の茶に課した重い税に対して抗議すべく、「自由の息子たち」と呼ばれる60人の革命家が港に停泊していた貿易船を襲撃し、積み荷の茶をすべて港に投げ込んだのです。イギリス統治への不満はまさに頂点に達していて、こうして始まった反対運動が、独立をかけた決戦の幕開けへと導いていきます。13の植民地が力を結集し、1776年に独立が宣言されましたが、独立戦争は1783年まで続きました。

フリーダムトレイルの出発点、ボストンコモン
フリーダムトレイルの出発点、ボストンコモン

ボストン

マサチューセッツ州議事堂

ボストンを歩いて巡る

フリーダムトレイルは、興味深い歴史を教えてくれるだけでなく、ボストン市内のさまざまなエリアを歩いて見て回る際のガイドとしてもお勧めです。ボストンコモンのビジターセンターから出ているツアーでは、時代装束をまとったツアーガイドが同行します。もちろん、地図を手に入れ、トレイルの表示を自分でたどって歩くこともできます。ルートはビジターセンターから出発し、美しい金色のドームを冠したマサチューセッツ州議事堂を過ぎ、グラナリー墓地へと向かいます。この墓地には、1776年7月4日に独立宣言に署名した「建国の父」のうちの3人、サミュエル・アダムズ、ジョン・ハンコック、ロバート・トリート・ペインが眠っています。

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フリーダムトレイル

ウォーキングとショッピング

フリーダムトレイルのなかでも重要なスポットの1つが、ファニエルホールです。「自由のゆりかご」と呼ばれるこの建物は、1764年に米国人が初めて、イギリスの課した砂糖法と切手法に抗議した場所。こうした法律では、砂糖、新聞、切手など、さまざまなものが課税対象とされました。また、ファニエルホールは、「建国の父」の1人であるベンジャミン・フランクリンが頻繁に会合を催した場所でもありました。ホール前の広場には、フランクリンの像が建っています。

同じ広場にあるファニエルマーケットプレイスは、歴史とショッピングが融合する場所。3つの古い市場の建物に、今ではブティックやチェーン店、レストランが多数入居していて、楽しい土産物を見つけたり、美味しい軽食を摂るのに最適です。夏場はストリートパフォーマーに人気のスポットになります。

ファニエルホール
ポール・リビアの家

アメリカンヒーロー

フリーダムトレイルは、ボストンのイタリア人街、ノースエンドへも足を伸ばします。素朴な旧世界の魅力が残るこの地区にあるのが、1680年に建てられたボストン最古の家、ポール・リビアの家です。ポール・リビアは、米国の英雄で、1775年、レキシントン・コンコードの戦いの前夜、レキシントンの町へ向けて「真夜中の騎行」を行って、イギリスが逮捕しに来るという情報をサミュエル・アダムズとジョン・ハンコックに伝えたことで知られています。この家は現在、博物館になっていて、わずかな入場料で見学できます。