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マドリードの文芸カフェ

バルセロナ、パリ、ウィーンは、優雅なグランカフェの栄えた街で、かつて知識人が集い、ワインの杯を重ねながら文学や時局を議論した場所として知られています。マドリードもまた、グランカフェの潮流に乗り、文芸カフェが時代の風を受け止めていました。

アーネスト・ヘミングウェイが「清潔で、とても明るいところ」と評した「カフェ・ヒホン」、ノーベル賞作家カミーロ・ホセ・セラがココアとチュロスを大好物とした「カフェ・コメルシアル」、サルバドール・ダリが、フェデリコ・ガルシア・ロルカの肖像を墨で描いた「カフェ・デ・オリエンテ」。これらのカフェの共通点は「テルトゥリア」です。スペイン語でエリートが集まって詩を朗読し、合評する私的な集まりという意味です。カフェに集まる最近の客は、美味しいコーヒーを飲んだり、食事をするのがメインですが、今でも時おりカフェがテルトゥリアになることも。

絵のように美しいマドリードのカフェ
絵のように美しいマドリードのカフェ

マドリード

1887年創業の文芸カフェ「カフェ・コメルシアル」

回転ドアがタイムマシーンに

1887年創業の「カフェ・コメルシアル」は、マドリード最古の美しいカフェです。ビルバオ広場に面した回転ドアは、まさにタイムマシーン。店内に入ると、大理石の柱、華美な装飾のシャンデリア、革張りのソファがあり、百年前の世界にタイムスリップしたような気分に浸れます。歴史に名を刻むこのカフェは、本や映画の舞台にもなりました。かつては多くの作家や詩人、ジャーナリスト、チェスプレーヤーのセカンドハウスとなっていましたが、今は誰でも歓迎されます。濃い目のホットココアと一緒にチュロスをいただくのが、このカフェの定番です。

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Café Comercial, Glorieta de Bilbao 7, Madrid

ヘミングウェイが通ったカフェ

1888年創業の「カフェ・ヒホン」は、スペイン内戦前夜には「27年世代」の本拠地でした。サルバドール・ダリ、ルイス・ブニュエル、フェデリコ・ガルシア・ロルカといった影響力のある詩人やアーティスト集団が足繁く通い、文芸「テルトゥリア」を催していました。スペインで最も権威のある文学賞「カフェ・ヒホン賞」が生まれたのは、まさにこの場所です。百年以上の歴史を重ねるうちに、価格は高騰してしまい、ワイン1杯とタパス1皿でも決して安くはありません。

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文学を育てたカフェ「カフェ・ヒホン」

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Café Gijón, Paseo de Recoletos 21, Madrid,

www.cafegijon.com
歌劇場に隣接する「カフェ・デ・オリエンテ」

ダリも訪れた地下レストラン

有名な「カフェ・デ・オリエンテ」は、テラスから手入れの行き届いた王宮庭園の美しい眺めを楽しめるため、隣接する王立歌劇場を訪れる人に人気のスポットです。店内の装飾は、木枠のある大鏡や真鍮のランプなど、バロック様式が基調となっています。コーヒーを飲みながら新聞を片手に、赤いビロード張りの椅子にもたれてみませんか? カフェの下にある円天井の地下室は、かつて、作家や詩人、芸術家たちが集まる場所でしたが、今ではセレブ客が伝統料理を楽しむ高級レストランになっています。

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Café de Oriente, Plaza de Oriente 2, Madrid,

www.grupolezama.es/portal/cafe-de-oriente/home

写真提供

  • 1887年創業の文芸カフェ「カフェ・コメルシアル」: Francesc Esteve, Flickr
  • 文学を育てたカフェ「カフェ・ヒホン」: Jean-Pierre Lescourret, Getty Images
  • 歌劇場に隣接する「カフェ・デ・オリエンテ」: Luis Rodriguez, Flickr