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プラハの歌劇場

プラハと言えば、文学、美術、そして何よりも音楽で知られています。世界に誇る名作曲家、アントニン・ドヴォルザークとベドルジハ・スメタナを輩出しており、モーツァルトも、プラハとは特別なつながりがあります。モーツァルトの歌劇『ドン・ジョヴァンニ』はプラハで初演されているほか、モーツァルトはプラハ市民のために交響曲も作曲しています。

18~19世紀にかけて、ヨーロッパの音楽学校と呼ばれたプラハでは、クラシック音楽が開花しました。しかしながら、共産主義の到来とともに、クラシック音楽はエリート主義と見なされるようになり、歌劇や交響曲に終止符が打たれます。そして1990年代初めに「鉄のカーテン」が崩壊したことにより、プラハの音楽に息吹が蘇りました。以来、偉大なる作曲家たちのメロディーは、エステート劇場、国民劇場、プラハ国立歌劇場という美しい舞台で再び脚光を浴びています。

国民劇場の天井

モーツァルトファンの必見スポット

華麗なるエステート劇場は、天才作曲家として永遠に名を馳せるヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトゆかりの地です。プラハの人々に愛されたモーツァルトは、故郷ウィーンよりもプラハで人気を博しました。歌劇『フィガロの結婚』は、ウィーンでは破壊的すぎるとして上演禁止となりましたが、プラハのエステート劇場では政治を風刺した内容が大変好評でした。1787年、この劇場で行われた歌劇『ドン・ジョヴァンニ』の初演では、モーツァルトが自ら指揮を務めます。同作品は今もエステート劇場で上演されています。

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Estates Theatre, Ovocný trh 1, Prague, Czech Republic

チェコが誇る文化の粋

金色の荘厳な屋根を構える国民劇場は、チェコ国民のアイデンティティーとして重要なシンボルとなっています。19世紀半ば、プラハ市民の間では、チェコ文化の金字塔となる新劇場建設を求める声が上がりましたが、ウィーンの統治者はこれに反対していました。しかし、市民による募金活動が実を結び、国民劇場が建設されることになります。1883年のこけら落とし公演では、チェコが生んだ名作曲家、スメタナの歌劇『リプシェ』が上演されました。現在もなお、オペラやバレエの幅広い作品を楽しむことができます。

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チェコ文化の金字塔

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National Theatre, Ostrovní 225/1, Prague, Czech Republic
国立歌劇場

プラハ国立歌劇場

見事な装飾が施されたプラハ国立歌劇場は、ヴァーツラフ広場の近くにあり、美しいロココ調の劇場でオペラ、バレエ、コンサートが催されています。チャイコフスキー、ロッシーニ、ドニゼッティなど有名作曲家の演目もさることながら、ルッジェーロ・レオンカヴァッロの『ラ・ボエーム』といったマイナーな作品も上演されています。毎年8、9月にはヴェルディフェスティバルが開催され、クリスマスにかけてはクラシックの協奏曲一色に染まります。

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Prague State Opera, Wilsonova 4, Prague, Czech Republic

写真提供

  • 国民劇場の天井: Truus, Bob & Jan too, Flickr
  • 国立歌劇場: Igor Matic, Shutterstock