ご使用のブラウザーが旧型のようです。
KLM.comのすべての機能を安全にご利用いただくには、ブラウザーを更新するか、別のブラウザーをお選びいただくことをお勧めいたします。 このバージョンを続けてご利用になると、ウェブサイトの一部が適切に表示されなかったり、まったく表示されない場合もあります。 また、お客様の個人情報のセキュリティに関しても、新しいバージョンのブラウザーをご利用いただくほうが安全性も高くなります。

 

歴史を感じさせるアテネのアゴラ

古代都市アテネの心臓部であるアゴラは、商業や社会活動が行われる中心地でした。ここでソクラテスが哲学を説き、民主主義が生まれ、2,000年前に世界初のショッピングセンターが造られました。遺跡を巡りながら、アテネ、アゴラの歴史に思いを馳せてみませんか?

アゴラの中心広場はアテネ市民の商いの場であるばかりでなく、民主的選挙、芝居の上演、スポーツ競技、軍事パレード、宗教的行事もここで行われました。彫刻や記念碑で飾られ、噴水もあった広場の周囲には、議事堂と元老院、裁判所、貨幣鋳造所、神殿といった公共施設が建ち並び、使徒パウロが福音を説いた教会もここにありました。

世界初のショッピングセンター

他の都市にある多くの遺跡と同じく、アテネのアゴラもやや雑然としています。建物を判別しながら進むのは難しく、2,000年も昔の様子を想像できないかもしれません。しかし、紀元前150年頃にペルガモン国王アッタロス2世が建立したアッタロスの柱廊では、想像力を働かせる必要はないでしょう。石灰岩と大理石で作られた柱廊は、幅20m、長さ115mで、2階建ての構造です。その昔、ここは42店舗もの商店が入ったマーケットホール、いわゆる世界初のショッピングセンターであり、古代ギリシャ最大の建造物でもありました。紀元3世紀、ヘルール族がアテネを襲撃した際、柱廊は完全に破壊されましたが、1950年代に再建され、現在はアゴラ博物館となっています。

“かつてはマーケットホールだった幅20m、長さ115mの柱廊”

図書館のアーチ道

アゴラの見取り図

博物館にある縮尺模型を見れば、周囲の建造物の形や機能について思い描くことができます。ゼウス柱廊は基礎部分しか残っていませんが、ここはかつてソクラテスが哲学の教えを説いた場所でした。他にも、元老500人が集まった評議場のブーレウテーリオンや、政府が置かれた円堂トロスなど、多くの建物がありましたが、いずれも礎を残すのみとなっています。音楽堂のオデオンではコンサートが催され、井戸のある建物は浴場として使われていました。現在もはっきりと分かる唯一の建物はヘーパイストス神殿で、古代ギリシャの神殿の中でも最も保存状態のよい建築物です。
博物館に展示される古代ギリシャ人の胸像

写真提供

  • 博物館に展示される古代ギリシャ人の胸像: Ciarán Ryan, Flickr