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城:デンマークの政治の中心

クリスチャンスボー城は、コペンハーゲンの港に浮かぶ小島、スロッツホルメンにあります。この城は元々はデンマーク王室の居城でしたが、1794年の火災で、王室はアマリエンボー宮殿に移転しました。今日、かつての宮殿には国会議事堂、最高裁判所があります。デンマーク首相府があるのも、この旧宮殿です。

このため、クリスチャンスボー城は、世界で唯一、国の三権(行政、立法、司法)が集まる場所です。この重要性と堂々とした建物により、「ボルゲン(城)」という愛称で呼ばれるようになりました。『ボルゲン』は、クリスチャンスボー城周辺を主な舞台とし、国際的に評価の高いデンマークのテレビシリーズのタイトルでもあります。

威厳あるクリスチャンスボー城
威厳あるクリスチャンスボー城

コペンハーゲン

騎士の間と数々のタペストリー

クリスチャンスボー城ツアー

クリスチャンスボー城のツアーでは、王室の部屋のほか、デンマークの政治活動の舞台である国会が見学でき、ガイドがデンマークの政治のシステムについて説明してくれます。広間の中でも謁見の間は特に見事です。これらの広間は一般公開されており、晩餐会や祝典、その他の公式の会合が開催されています。騎士の間には、女王マルグレーテ2世が1990年に50歳の誕生日に贈られたタペストリーの連作が飾られています。このタペストリーは、デンマーク人アーティスト、ビョルン・ノルゴーのデザインで、デンマーク千年の歴史を描いたものです。

戴冠の間は、王室のメンバーがしばしば揃って顔を見せるバルコニーに続いています。天井には、デンマーク国旗、ダンネブロの伝説が描かれています。伝説によると、この国旗は神からの贈り物で、エストニアとの戦いでデンマークを勝利に導いたとか。この伝説的な起源ゆえに、ダンネブロは世界最古の旗と言われています。

歴史を誇る新しい建物

クリスチャンスボー城の基礎工事は800年以上も前に遡ります。1167年、アブサロン大司教が初めてここに城を建設しました。何世紀にもわたり、この城塞は拡張され、今の宮殿の姿となりました。実は現在のクリスチャンスボー城は、3代目の建物です。1794年の火災の後、宮殿は再建されましたが、1884年に再び焼失しました。火災の難を逃れたのは、礼拝堂など少数の建物だけ。そして1907年に再建され、国政の中心としての役割を強調する重厚な外観が生まれました。

何百年も前に作られた基礎

写真提供

  • 騎士の間と数々のタペストリー: Eugenephoe, Flickr