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‬人類発祥の地

20世紀初め、ヨハネスブルグの北西30kmで、世界でも極めて古い人類の祖先が発見されました。この化石は、石灰岩や他の堆積岩が結合して形成され、数百万年も保存されていました。

スタルクフォンテイン、スワルトクランス、クロムドライ周辺の丘陵地帯は、今でも科学情報の宝庫です。この地域は「人類発祥の地」と呼ばれ、1947年にアウストラロピテクス・アフリカヌスのほぼ完全な頭蓋骨が発見された場所です。スコットランド人古生物学者ロバート・ブルームは、この化石標本を「プレシアントロプス・トランスヴァーレンシス(Plesianthropus transvaalensis)」つまり「トランスバール地方の猿人」に分類しました。250万年以上前の頭蓋骨は、学名の最初の4文字から「ミセス・プレス(Mrs. Ples)」の愛称を与えられ、まもなく世界中で有名になりました。

人類発祥の地
人類発祥の地

ヨハネスブルグ

地下の洞窟ツアー

その後も500体以上の人骨化石がこの地で発見されました。2000年、スタルクフォンテインと周辺地域の人類化石遺跡群は、ユネスコの世界遺産に登録されました。スタルクフォンテインには見事な石筍や鍾乳石のある6つの鍾乳洞があります。一番大きな鍾乳洞「エレファント・チェンバー」は長さ90m、高さ23mで、地底湖もあります。鍾乳洞群は広大なアイザック・エドウィン・ステグマン自然保護区にあり、毎週火曜日から日曜日の午前9時~午後4時まで、30分おきにガイドツアーが出発しています。

ミセス・プレスの展示

「人類発祥の地」の発掘現場は、石器時代や鉄器時代の人々の生活を伝えています。例えば、ホモ・エレクトゥスと大変似通った初期原人の絶滅種ホモ・エルガステルは、100万年前にすでに石器を使用していました。ギリシャ語のエルガステル(ergaster)は「働く人」という意味で、人骨化石と一緒に道具が出土したことから名づけられました。
この地域で出土した人骨化石や発掘品は、プレトリアのディソング国立自然史博物館で見学できます。列柱の立ち並ぶ堂々とした建物は、博物館の庭に置かれた巨大な恐竜やクジラの骨格とともに、遠くからでもよく見えます。膨大な数の化石や骨格、ゾウをはじめとする動物の剥製に目を奪われますが、一番の目玉は何と言ってもミセス・プレスの頭蓋骨です。

ミセス・プレスの頭蓋骨

写真提供

  • ミセス・プレスの頭蓋骨: flowcomm, Flickr