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ゲティ・センター:美術館も美術品

建築家のリチャード・マイヤーは、石材、ガラス、スチール、それに十数億ドルもの予算を使って、ゲティ・センターを建設しました。丘の上にある美術館は、膨大なコレクションに加え、壮大な建物そのものの魅力で多くの観光客を集めています。

石油王ジャン・ポール・ゲティは、熱心な美術収集家でした。数百万ドル相当の個人コレクションを公開するため、1954年にマリブの邸宅敷地内にJ・ポール・ゲティ美術館をオープンしました。コレクションが入りきらなくなると、2つ目の美術館ゲティ・ヴィラを建設しました。ゲティ・ヴィラは現在も一般公開されています。ゲティ本人はヴィラの完成を待たず死去したものの、莫大な遺産を美術館に寄贈しました。ゲティが残した遺産を使って建設されたのが、1997年にオープンしたゲティ・センターです。

J・ポール・ゲティ美術館
J・ポール・ゲティ美術館

ロサンゼルス

ゲティ・センター:超人気の建物

建築のマスターピース

ゲティ・センターは、11の建物で構成される複合施設であり、敷地内には美しい庭園や、噴水や彫像もあります。ゲティ・センターの4つの展示館に展示されている作品は、膨大なコレクションの一部にすぎません。しかし多くの人は作品だけでなく、斬新な建築物にも興味を持って訪れます。建築家マイヤーは、コレクション全体の雰囲気に合わせて、滑らかな白い化粧仕上げという独自のスタイルにクラシックな素材を組み合わせました。基調になるのは横のラインと四角形。建築専門の見学ツアーでは、建築家のビジョンや技術的な工夫について詳しく解説してくれます。

水の音

ゲティ・センターの中央にある美しいセントラル・ガーデンは、ロバート・アーウィンのデザインによるものです。庭園内の散歩道を水路に沿って歩いて行くと池があり、アザレア(西洋ツツジ)が迷路状に植え込まれています。歩きながら、水音の変化に耳を澄ましてみてください。水中に置かれた絶妙な石の配置が、さまざまな音の違いを作り出しています。水辺の植物もその特性と色を考慮して計画的に植えられています。

ゲティ・センターの庭園
ゲティ美術館が所蔵するファン・ゴッホの『アイリス』

美術館の世界的コレクション

美術館のコレクションは、北館、南館、東館、西館の4つの建物に展示されています。展示品はヨーロッパから北米まで、中世から現代までの作品群です。ファン・ゴッホ、セザンヌ、レンブラント、ルノワールなど、偉大な画家の作品が美術館の壁を飾っています。ゲティは、絵画だけでなく、彫刻や装飾美術品も収集していました。コレクションの中では、イタリアの彫刻家ヤコポ・サンソヴィーノが1550年に制作したヴィーナスとキューピッドのブロンズ像が有名です。

砂漠の景観を模した庭園

西館の奥にあるサウス・プロモントリーは、砂漠の景観を模した庭園です。青、紫、灰色みを帯びたさまざまな植物が庭を埋め、丘全体の植物に見事に溶け込んでいます。この庭園からロサンゼルスの美しい眺めが一望できます。建築家マイヤーは、何もかも抜かりなく設計しました。丘の麓の駐車場からトラムに乗れば、あっという間にゲティ・センターに到着。来館者を文字通り日常から連れ出すという建築家の意図が生きています。

緑に囲まれたゲティ・センター

写真提供

  • ゲティ・センター:超人気の建物: Visions Of America LLC, 123rf
  • ゲティ・センターの庭園: Getty Center