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パブロ・ピカソの生涯

バルセロナは、パブロ・ピカソ(1881年生まれ)ゆかりの地です。ピカソはここで、美術学校を卒業し、モダニズムへの第一歩を踏み出しました。ピカソ美術館は、ピカソが愛する「バルサ」で暮らし、制作活動をしていた初期の主要作品を展示しています。

ピカソ美術館は、3つのあるピカソ専門美術館のうちの1つで、バルセロナで最も来館者が多い美術館です。絵画、陶芸、グラフィック作品の膨大なコレクションが時系列に沿って展示されています。ピカソの生涯に興味があるなら、絶対に足を運びたい場所です。

ピカソ美術館
ピカソ美術館

バルセロナ

貴重な芸術品で埋め尽くされた展示室

3階建ての35室がピカソの作品で埋め尽くされていることを考えると、毎年多くの人がピカソ美術館を訪れるのも当然です。美術館は、バルセロナに住んでいた初期の作品を主に所蔵しています。美術館自体にも、見る価値があります。13世紀から15世紀に建てられた商人の家を、5軒連結したものだからです。常設展示はPalau Aguilar(パラオ・アギラール)、Palau del Baró de Castellet(パラオ・デル・バロ・デ・カステレット)、Palau Meca(パラオ・メカ)にあり、特別展示はCasa Mauri(カサ ・マウリ)とPalau Finestres(パラウ・フィネストレス)にあります。ピカソのバルセロナに自分の美術館が欲しいという願いを叶えたのは、親友で、個人秘書をしていたジャウム・サバルテス・グァール。バルセロナ市と協力して、この素晴らしい美術館を計画し、1963年に開館させました。

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Museu Picasso, Montcada 15-23, Barcelona

バルセロナからパリまで

美術館の最初の展示室にあるのは、1893年以降の初期の油絵とスケッチ。若きピカソの才能をすでに明確に示しています。特に、1896年、15歳の時に描いた『叔母ペパの肖像』は、驚くほど成熟したスタイルを確立しています。次の部屋には、生涯のほとんどを過ごしたパリでの初期の作品があります。第8番の部屋からはすべて、1900年から1904年にわたる「青の時代」の作品です。この頃ピカソは、ほとんど青の濃淡だけで、陰鬱な絵を描き続けました。

ピカソ美術館の展示室

ラス・メニーナス・プロジェクト

美術館のハイライトの1つが『ラス・メニーナス』(女官たち)シリーズです。1957年、ピカソは17世紀の画家、ディエゴ・ベラスケスの『ラス・メニーナス』を5カ月間かけて研究しました。そしてこの傑作からインスピレーションを得て、58作品を制作しました。『ラス・メニーナス』を構成部分に分割し、キュビズムで描き上げたのです。原画にある物の位置を動かして、色で遊んでいます。『Dans l'Atelier de Picasso』(ピカソのアトリエ)で、ピカソは「ベラスケスのラス・メニーナスが消えて、自分のラス・メニーナスが浮かび上がってくるまで取り組んだ」と語っています。この本は、ピカソの親友、ジャウメ・サバルテス・グァールが書き、1957年に出版したものなので、恐らくこの言葉は本当でしょう。

“『ラス・メニーナス』は1つの美術館にすべてが揃っているピカソの唯一のシリーズ作品”