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雄大なウブドの水田

もしバリを訪れるのなら、趣あるウブドの町は外せません。かつて芸術家のコロニーだったこの町では、曲がりくねった長い道々に、ヨガ教室、ショップ、ギャラリー、寺院が立ち並び、旅人の心を捉えて離しません。周辺に広がる水田も見応えがあり、棚田が朝日で明るいエメラルドグリーンに染まります。

ヤシの木が高く生い茂る壮大な水田、小川のせせらぎ、地元の子どもたちが学校へと急ぐ小道、そんなすばらしい光景に出会うなら、ウブドの外れまで足を延ばしてみましょう。サワと呼ばれる棚田を徒歩や自転車で通りながら、ココナッツミルクを実から直接飲んだり、ハチドリを観察したり、米の収穫の様子を見学したりしましょう。

心を捉える水田
心を捉える水田

デンパサール-Bali

水田に出かけよう

ウブドやその周辺では、数多くの魅力的な旅が楽しめます。独力でも容易にいろいろ巡ることができますが、ツアーガイドと一緒なら、バリのことをもっとよく知ることができます。ツアーはタマンサリ寺院から始まることが多く、伝統的な村や広大なサワを通って、ブキット寺院に向かいます。また、メインストリートのラヤウブド通りからクトゥに向かって歩けば、ウブドの北にある水田まで自分で行くこともできます。ウブドの北へ数キロのところにあるテガラランには、棚田に沿って素敵な小道が続いており、棚田からの眺めは最高です。この場所がたくさんの絵ハガキになっているのもうなずけるでしょう。

白い黄金の収穫

常に高温多湿の気候が続くバリでは、年間を通じて米を栽培、収穫することが可能です。稲作は、手間のかかる過酷な作業です。裕福な農民は水牛に鍬を引かせることも少なくありませんが、作業の大半は人の手で行われます。ぜひ、その様子を見学したいものですが、バリの人々にとって大変な重労働なので、いつも愛想よくほほ笑んでくれるわけではありません。農家の人たちは頭に直射日光よけのわら帽子をかぶり、早朝から1日中休むことなく作業をしています。鎌を大きく振り下ろして稲を刈り取ると、女性たちが茎を板にたたきつけて脱穀して、白い黄金と呼ばれる米は大きなかごに移されます。バリではさまざまな目的に米を使っており、お祝いの席で米粒を額に付けたり、寺院への捧げ物として米を供えます。もちろん、食事のときにも米がいただけます。

米の収穫

神へのお供え

バリでは、米は生活の糧としてだけでなく、神を鎮めるためのお供え物としても重要とされています。赤、黄、白、黒色の米を、ヤシの葉を折って作ったかごに入れ、花やお香とともにヒンドゥー教の神々に供えます。バリの人々は、概ね1日に3回、お供え物を届けます。ただ地面に置くだけというお供え物も多いため、西洋人はいつも踏まないように避けて歩くことに慣れなければなりません。でも、誤って踏んでしまったとしてもご心配なく。一旦お供えの儀式が終われば、かごはもう無用の長物となり、犬やサルたちが奪って逃げていきます。