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伝説的な遊歩道、プロムナード・デ・ザングレ

「イギリス人の散歩道」を意味するプロムナード・デ・ザングレは、かつてはイギリスの貴族が好んで散歩し、今では海好きな人やスポーツ愛好家の集まるオシャレな場所となっており、150年にわたり、その魅力は劣ることがありません。ヤシの木の並木道に沿って、オープンカーをゆっくり走らせたり、散歩したりしながら、コートダジュール有数の美しい入り江の景観を満喫しましょう。

地元ニースの人たちは、プロムナード・デ・ザングレのことを親しみを込めて「ル・プロム」と呼んでいます。全長8kmの遊歩道は、ジョギングやローラーブレードやサイクリングを楽しむ人に人気のスポット。歩行者たちが白いパーゴラの下に置かれたベンチでくつろいでいます。「天使の入り江」を意味するベ・デ・ザンジュのディープブルーの海を遊覧する、大型クルーズ船を眺めるには絶好の場所でしょう。有名な「ボー・リヴァージュ」やトレンディな「HIビーチ」など、各ホテルのビーチクラブの名前が書かれた大きな看板が出ています。

ベ・デ・ザンジュに広がるディープブルーの海
ベ・デ・ザンジュに広がるディープブルーの海

ニース

19世紀から人気の高いリゾート地

貴族と芸術家

初めてニースに惚れ込んだのは、ロシアの貴族でした。その後19世紀半ばに、イギリスの富裕層が気候の温暖なリヴィエラに目をつけ、底冷えするイギリスの冬を逃れてニースへと押し寄せました。当時は海岸沿いに舗装されていない散歩道があるだけでしたが、貴婦人たちの美しいドレスを汚さないようにと1844年にプロムナード・デ・ザングレが造られたのです。ベルエポック時代には、観光業がますます盛んになり、遊歩道沿いに豪華なホテルやカジノが林立しました。
1917年、フランス北部出身の画家、アンリ・マティスが、気管支炎の療養のためにニースのホテルに滞在しました。これが世界的巨匠となったマティスの重要な創作時期の始まりと言えるでしょう。マティスはベ・デ・ザンジュの風景を数多くの作品に描きました。作品の多くは、シミエの丘に建つ美しいマティス美術館に展示されています。他にもマルク・シャガールやラウル・デュフィといった著名な画家たちが、伝説的なニースの遊歩道からインスピレーションを受けています。

ル・ネグレスコ

時の流れとともに、ベルエポック時代の多くの邸宅やホテルは新しい建物に建て替えられましたが、由緒ある高級ホテルが1軒だけプロムナード沿いに残っています。白いファサードとピンク色のドームを備えたル・ネグレスコは、昔ながらの魅力に溢れ、内装も往時を偲ばせます。およそ60年間、この5つ星ホテルを経営する凝り性のオーナーは、ホテル内を大量の美術品やアンティーク家具で飾りました。ブラッスリー「ラ・ロトンド」の店内にあるメリーゴーラウンドの木馬など、バロック調の豪華な装飾をふんだんに採り入れています。

1910年の創業時から37番地に建つル・ネグレスコ
ニース港

絵葉書のように美しい眺め

プロムナード・デ・ザングレとベ・デ・ザンジュを一望できるお勧めスポットは城跡公園です。街の東側の丘にある城跡公園には、旧市街のポンシェット通りから旧式のエレベーターでアクセスできます。城塞跡地の展望台からは、弧を描いて伸びる海岸線とニース港のパノラマが見渡せます。プロムナードに灯りが灯る夕暮れ時には、さらに印象的な光景が広がり、いつまでも心に残る眺めです。

写真提供

  • 1910年の創業時から37番地に建つル・ネグレスコ: Andrey Omelyanchuk, 123rf