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マドリード王宮

マドリードにあるスペイン王宮は、アムステルダムのダム広場にある王宮と似た役割を果たしています。つまりこれは、王族が住むのではなく、公務に使用する建物。一部が一般に公開されています。街の西側に位置するこの巨大なバロック様式の建築物には2,800室あり、ヨーロッパで最大の王宮です。

昔のムーア人の要塞であるマドリードのロイヤル・アルカサルは、かつてカスティーリャの王や王族の居城でした。しかし、1734年のクリスマスの季節に火災が発生し、警鐘がミサの鐘と混同されたことから、建物は全焼してしまいました。やがて以前の建物をしのぐ豪華なマドリード王宮が同じ場所に建てられ、1764年に国王カルロス3世が移り住みます。現在、多くの人々は王室の財宝を見るために王宮を訪れますが、庭園もなかなかの人気です。

マドリードにある王宮
マドリードにある王宮

マドリード

王室の財宝

火事の後、国王フェリペ5世は、イタリア人建築家のフィリッポ・ユヴァッラに新しい王宮建設の監督を命じます。ユヴァッラは、すでにトリノで見事なスペルガ聖堂やストゥピニージ宮殿を設計し、名声を博していました。残念ながら、フェリペ5世もユヴァラも王宮の完成を待たずに亡くなり、同じくイタリア人のジョヴァンニ・バッティスタ・サケッティをはじめとする弟子たちが1755年に王宮を完成させました。

王宮には1930年までさまざまな王室の家族が暮らしていましたが、現在は王立美術館になっています。館内に展示されているのは、タペストリー、磁器、アンティークの時計、兵器の美しいコレクションです。カラヴァッジョやゴヤ、ベラスケスなどによる非常に貴重な絵画も観賞できます。最も広い謁見の間、鏡の間、そして饗宴の食堂からは、昔の君主の贅沢な暮らしぶりがうかがえます。現在の国王フアン・カルロスは、郊外にある小さめのサルスエラ宮殿を住居に選びました。

オリエンテ広場から見た王宮
王宮の巨大さを実感させるパノラマ写真

マドリード王宮の庭園

フランス式のサバティーニ庭園は王宮の北側に位置します。雑踏を逃れて、マツやイトスギの木陰で休むには絶好のスポット。昔は王室の厩舎がありましたが、フランコ政権下の1930年代に破壊されました。この庭園は丘のふもと、つまり近くのオリエンテ広場よりも10mほど低い場所にあるため、ここから眺める王宮は、その正面から見るより大きく威厳に満ちています。

“雑踏を抜け出して、美しい庭園のイトスギの木陰でくつろぎましょう”

写真提供

  • オリエンテ広場から見た王宮: Steven Bostock, Shutterstock