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アルバの船の墓場

アルバの港周辺は、船の墓場という言葉がぴったり。魚雷が撃沈した船、嵐で沈没した船、そして最近になって意図的に沈められた船も。これは魚の住みかとするためです。ダイビングやシュノーケリングを楽しむ人々にとって、難破船は、歴史に思いを馳せながら海底探検の気分を味わえる絶好のスポットです。

難破船の付近でのダイビングやシュノーケリングは、最も魅惑的な海中アクティビティの1つ。アルバ周辺の海には、世界最大級、かつ最も印象深い難破船だけでなく、飛行機の残骸すら転がっています。時代が古いほど、サンゴや海綿、ポリプなどの生物が大きく成長して、不気味ながらも色鮮やかな生命の活動が見られます。

ドイツ船アンティラ号の残骸
ドイツ船アンティラ号の残骸

アルバ

大きな窓から船内へダイビング

アルバの幽霊船

第二次世界大戦の初期、ドイツがオランダに侵入した際、ドイツの貨物船アンティラ号がアルバ沖で撃沈されました。敵の手に落ちるのを阻止するため、乗組員は沈む船に火を点けました。これが現在、アルバの幽霊船としてカリブ海最大の難破船のひとつに数えられています。全長122mのこの船は浅瀬に沈んでいて、潮の流れがそれほど速くないため、ダイビングの上級者だけでなく比較的経験が浅い人でも楽しめるアトラクションとなっています。

コカインを運んだジェーン号

難破船ジェーン号は、バルカデラリーフの西、水深27mの所に沈んでいます。ベネズエラ船籍の全長75mのこの船は、セメント輸送のために建造された貨物船でしたが、コカインを運んでいるところを捕らえられました。1988年に沈められ、その後、船上や周囲にあらゆる種類のサンゴが育ち始めました。バラクーダをはじめ、ミドリウツボ、マンタ、そのほか色とりどりの魚がここを住みかとしています。経験のあるダイバーなら、巨大な貨物スペースを探検できます。

“ジェーン号の周りはマンタが住みかとしています”

アルバ航空のYS-11型機

飛行機の残骸も

オラニエスタッドの近くにある細長い島、ルネサンス島の沖には、飛行機が眠っています。日本製のYS-11型機で、かつてアルバ航空が運航したものでした。アルバ航空のロゴは、今でも見て取ることができます。水深27mの海底に、まるで今にも飛び立ちそうな角度で置かれています。コックピットは完全なまま残されていて、機内を泳ぐこともできます。

写真提供

  • 大きな窓から船内へダイビング: american_rugbier, Flickr
  • アルバ航空のYS-11型機: star5112, Flickr