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コルコバードのキリスト像からの眺め

コルコバードのキリスト像は、リオを見下ろす標高710mの丘の頂上にあります。1931年に建造されて以来、腕を大きく広げた姿で街を見守るかのようです。高さ38mの像は、街のシンボルであり、年間何万人もの観光客が訪れます。

ペドロ・マリア・ボス司祭が丘の上にキリスト像を建てることを発案したのは1850年代。しかし、教会がようやく着工に必要な資金を集めたのは1921年でした。建築には10年の歳月を費やしましたが、待つだけの価値がありました。これほどの絶景を誇る彫像は、世界でもほとんどありません。

日暮れ時のコルコバードのキリスト像
日暮れ時のコルコバードのキリスト像

リオデジャネイロ

“キリスト像は、粘土を使いフランスで製作され、重さは1,145トンあります。”

パリからリオへ

像のポルトガル語名は「クリスト・ヘデントール」。「救世主キリスト」という意味です。幅28mもある巨大な像を設計したのは、技師のエイトール・ダ・シウヴァ・コスタ。ポーランド系フランス人のポール・ランドウスキがパリで粘土の原形を製作し、リオでその鋳型にコンクリートを流し込みました。

徒歩でもエレベーターでも

キリスト像へは、コルコバードの丘の頂上近くまでタクシーまたは登山電車で行くのが便利です。電車から降りるとエレベーターもありますが、体力に自信がある人は、像の台座まで222段の階段を上りましょう。丘の上に到着すれば、眼下に広がるシュガーローフ山、ファベーラ(スラム街)、都心部、白いビーチの光景は、えもいわれぬ美しさ。キリスト像がこの場所に建てられたのも、不思議ではありません。
コルコバードの丘の上にそびえ立つキリスト像

公園内で一杯のコーヒー

キリスト像を見学した後は、丘のふもとのラジェ公園でひと休み。公園の名前の由来となった実業家のエンリケ・ラジェは、20世紀初頭、ここに豪邸を建て、歌手で妻のガブリエラ・ベザンゾーニと一緒に暮らしました。1960年代以降、公園は一般に開放されています。園内の亜熱帯林を散策すれば、キリスト像周辺の人混みが嘘のよう。濃厚なブラジルコーヒーを味わうなら、エンリケ・ラジェ邸内のカフェへどうぞ。
エンリケ・ラジェの邸宅