マレ地区を少し出ると、モダンな魅力が詰まったポンピドゥーセンターがあります。1969年、ポンピドゥー大統領は、プラトー・ボーブールに大型文化施設を建設することを決定しました。そして国際コンペが開催され、イギリスのリチャード・ロジャースとイタリアのレンゾ・ピアノの設計案が選ばれました。それ以降、ロジャースとピアノは、建築界の巨匠として知られています。ポンピドゥーセンターは、1977年にオープンしました。
エレベーター、階段、通気口、水道管、金属構造物をすべて建物の外側に設置することで、内部のスペースをフルに活用できる構造になっています。屋外の配管は、青が通気口、黄色が電気配線、緑が水道管と、色別に分けられています。赤は人を移動させるための管、つまりエレベーターとエスカレーターです。