実用情報：ハバナ
市内の交通機関
キューバでの交通手段はバスが主体となりますが、定刻通りに運行しておらず、安いものの非常に混雑して時間がかかります。バス停には長い列ができており、路線や時刻表も当てになりません。新しい市バスは、市内全域どこでも 1 回 1 ペソで乗車できます。ハバナの旅行者のほとんどはバスを使わず、安くて数も多いタクシーで市内を移動します。レンタカーは値段が高いため、最適な移動手段とは言えません。また道路標識も整備されておらず、一方通行が非常に多いので運転はしにくい街です。街を走るタクシーにはいくつかの種類があります。観光タクシー、2 座席の自転車タクシー、コレクティーボ（クラッシックカータクシー）、ココタクシーと呼ばれる黄色いスクーターがあります。観光タクシーはほとんどが空調付き、メーター制でよく整備されており、兌換ペソで支払います。またヴィンテージ車のオーナーが無認可タクシーを運行していることがありますが、運賃を過剰請求されることも多いため、乗車前の交渉が必要です。貸し切りにして市内ツアーをできるヴィンテージ車もあり、革命博物館や国会議事堂といった主な観光スポットの外に待機しています。ハバナを移動するのは、一般的には難しくもなくお金もかかりません。また短距離であれば歩くにも適した街です。
時刻
現地時刻は GMT -5 （3 月第 2 日曜日から 11 月第 1 日曜日までは GMT -4）です。
電気
電圧は、古いホテルの多くが110V（ボルト）、60Hz（ヘルツ）ですが、新しいホテルでは220V（ボルト）、60Hz（ヘルツ）です。コンセントは様々なものが使われていますが、平型および丸型の2ピンタイプ（AタイプとCタイプ）が主流です。
通貨
公式通貨はキューバ・ペソ（CUP）です。1CUPは100センターボに相当します。しかしホテル、レストラン、「ドルショップ」等の観光客向け施設では、米国ドルに代わる「ツーリスト通貨」として兌換ペソ（CUC）が使われています。現在、米国ドルでの支払いはできません。また米国ドルの両替には10パーセント以上の手数料がかかるため、外貨を持ち込む場合は、ユーロ、英国ポンド、カナダドルが最も便利です。兌換ペソの価値は米国ドルとほぼ同じ1：1です。場所によっては、キューバ・ペソのみしか使えなかったり、兌換ペソのみしか使えない（通常は観光客向け施設）場合があります。この2種の通貨を混同した詐欺もありますので、被害に合わないよう、両替は必ず公式の外貨両替店または銀行で行ってください。VisaとMasterCardは米国の銀行が発行したものでない限り、通常は主要都市とホテルであれば利用できます。Diners Clubが利用できるところは限られています。また、American Expressはキューバ国内では使えません。ATMでは、米国発行のクレジットカードとデビットカードは利用できませんが、米国以外の国で発行されたカードであれば、ほとんどの主要観光エリアでペソを引き出すことができます。
通信
キューバの国際電話国番号は+53です。公衆電話は多数あり、国内通話も国際通話にも利用できますが、国際通話は高額です。プリペイド式のテレホンカードが利用できます。キューバのWi-Fi利用環境は急速に向上しているものの、接続状態はまだそれほど良くなく、インターネットへのアクセスは高額になることが多いです。Wi-Fiを利用するには、プリペイド方式のNAUTAカードが必要です。カードは主要都市や高級ホテルにあるETECSAの販売所で購入できます。NAUTAカードを購入したら、高級ホテルやWi-FiパークにあるWi-Fiホットスポットを見つけて使用してください。
緊急電話番号
106（警察）、104（救急車）、105（消防車）
旅行書類と健康
ホセ・マルティ国際空港
市内への交通機関
空港からハバナ行きのバスは、午前 10 時から午後 10 時まで 30 分間隔で運行しています。現地通貨での支払いが必要です。個人手配した交通手段の利用をおすすめします。
レンタカー
空港内に、Transtour、Rex、Via、Fenix、Cubanacar 等のレンタカー会社が入っています。
空港タクシー
公認タクシーは各ターミナルビルの外から乗車できます。ハバナ市内中心部までの運賃は CUC 20 ～ 25 です。
ターミナル間の移動
4 つのターミナル間をバスが運行しています。
施設
空港には、ビジネス設備のある VIP ラウンジ、銀行、外貨両替所、障がい者用設備、落し物センターの他、各種ショップやレストランが入っています。
駐車場
ターミナルビルから約 150m のところに短期／長期駐車場があります。
インターネット
第 3 ターミナルでは有料のインターネットが利用できます。